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第6回大学情報機構埋蔵文化財特別展 
『山口県遺跡めぐりシリーズ3 須佐唐津古窯跡』開催

  平成19年6月18日(月)より、吉田キャンパス総合図書館1階第2(雑誌)閲覧室にて第6回大学情報機構埋蔵文化財特別展『山口県遺跡めぐりシリーズ3 須佐唐津古窯跡』を開催します。
  須佐唐津古窯跡は、萩市唐津(旧阿武郡須佐町唐津)に所在する山口県の指定史跡です。この窯跡で焼かれた「須佐焼」は、近接する萩焼とは技術系統が異なり、瀬戸や唐津の影響を受けて成立したものと考えられています。
  昭和41年から43年に須佐町教育委員会により発掘調査が行われ、3基の窯跡と2ヶ所の物原(焼成に失敗した陶磁器などを集めて捨てた場所)が発見されました。物原の下層からは「まぼろしの須佐青磁」と呼ばれていた青磁片が多数出土し、江戸時代前期にこの窯で青磁が焼かれていたことが確認されました。国内では最古級の青磁窯の発見であり、県の貴重な文化財として窯跡は整備・保存されています。
  当時の調査に山口大学の教員、学生が多数参加していたこともあり、山口大学埋蔵文化財資料館には須佐唐津古窯跡出土資料が多数保管されています。今回はその一部を展示していますので、総合図書館にお越しの際は是非ごゆっくり鑑賞・観察してください。

 開催場所 国立大学法人山口大学 総合図書館1階第2(雑誌)閲覧室

 開催場所 平成19年6月18日(月)〜平成19年10月26日(金)

 開催時間 図書館開館時間

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