大学博物館連携第一弾 交流展
EXCHANGE!
山口大学埋蔵文化財資料館×梅光学院大学博物館
長年温めていた企画をついに開催!
今を遡ること4年前。当館職員は素敵な施設と学芸に出会いました。その名は、梅光学院大学博物館と佐藤学芸員。その出会いの場で、「山口県に数少ない大学の博物館施設同士、いつか連携企画展を開催したいですね」という、とりとめのない会話がなされました。それが今回の交流展の小さな1歩となりました。
なかなか実現しない
とは言うものの、梅光学院大学博物館は学芸1名で館の切り盛りをしていますし、当館は構内遺跡の発掘調査が主要業務。なかなか話は進みません。でも、心のどこかには常に「実現させたいな」という思いがありました。そして本年春。「思い切って前に進みませんか??」
交流展の開催!
一度決めてしまえば紆余曲折はありながらも話は早いもの。交流展の開催が決定されました。企画内容としては、梅光学院大学博物館の所蔵資料を山口大学埋蔵文化財資料館で、山口大学埋蔵文化財資料館の所蔵資料を梅光大学博物館で展示する、というもの。つまり「建物はそのままで内容をそっくり交換しましょう」という内容です。
その目的は?
今回の取り組みに対し、両館で話し合い、以下の目的を設定しました。
当県には、梅光学院大学博物館(博物館相当施設)と
山口大学埋蔵文化財資料館(博物館類似施設)という
2つの大学博物館が存在する。
両館の所蔵品を交換展示することにより、両校の大学生及び教職員、
そして地域市民が貴重学術資料に接する
機会を創出すると同時に、博物館の交流を介して下関市周辺市民に
山口大学を、山口市周辺市民に梅光学院大学を周知させることを目的とする。
展示内容
梅光学院大学博物館会場
『まるごと!山口大学埋蔵文化財資料館』
山口大学のキャンパスは県内5ヶ所(山口市:吉田地区・白石地区、宇部市:小串地区・常盤地区、光市:光地区)に散在していますが、その全てが「遺跡」の上に立地しています。今回の展示では、吉田地区が所在する「吉田遺跡」をご紹介します。吉田遺跡は、旧石器時代から江戸時代までの全時代の遺構・遺物が発見される、県内でも有数の複合遺跡です。山口大学の地下にひっそりと眠る悠久の歴史をご堪能下さい。
山口大学埋蔵文化財資料館会場
『梅光学院大学博物館・コレクションをご紹介します!』
梅光学院大学博物館では、特に山口市域との縁が深く、梅光学院史と合わせて関心を持っていただける資料群をご紹介します。特別出品として、吉敷毛利氏の郷校「憲章館」の開学に尽力した漢学者・服部傅巌を曽祖父にもち、本学院の前身「光城女学院」の創設者で、キリスト者の服部章蔵先生の史資料を出品いたします。
開催要項
【 主 催 】山口大学埋蔵文化財資料館・梅光学院大学博物館
【 後 援 】大学コンソーシアム山口・山口県博物館協会・大学博物館等協議会
【 会 場 】山口大学埋蔵文化財資料館展示室・梅光学院大学博物館展示室
【開催期間】平成22年11月1日(月)〜平成22年12月11日(土)
【 休 館 日 】山口大学埋蔵文化財資料館 土・日・祝日
(11月1・27日、12月11日の土曜日は臨時開館します)
梅光学院大学博物館 水・日・祝日
【開館時間】山口大学埋蔵文化財資料館 午前9時〜午後5時
梅光学院大学博物館 午前9時〜午後5時
(入館は午後4時30分まで)
【 入 館 料】無料
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