第3回の授業風景

9月20日(土) 

 一時は台風が来るのではとひやひやしましたが、晴天の中、無事に収穫の時を迎えることができました。今回は、大学の夏休み期間、運動会などが重なったため、総勢11名の受講者を迎えての授業です。

今回の授業は、

(1)稲を観察し、スケッチする
(2)穂摘み、稲刈りをする
(3)1株についたお米の粒を数える

という内容でした。

 最後の観察の結果、稲の長さは約90〜110cm、穂1本についたお米は30粒以下のものから最も多いもので約150粒、1株についたお米は約580〜1510粒(昨年:600〜1200粒)でした。昨年までと比較するとばらつきが多いようです。また、まだ青い穂も混じっていたので、実ったものから摘み取っていくことの意味を実感しました。

 稲刈りには前回つくった貝殻や、石庖丁、木包丁、摘鎌を使って、1人3〜4株分について穂摘みを行いました。水田はまだぬかるんでいたので、動きにくくて大変でした。  参加者からは「稲の生育にばらつきがあるのに驚いた」「貝包丁は持ちやすく、軽くて使いやすかった」「穂摘みをして古代人の苦労がよく分かりました」などの声が聞かれました。穂摘みの後、残りの稲は鎌で根本から刈り取り、はぜ架けをしました。稲はこれから約10日間、天日でじっくりと乾燥させます。無事に収穫できて本当によかったです!

 次回10月4日(土)は脱穀・籾すりを行い、赤米を試食します。参加者の皆さん、どうぞお楽しみに!

稲の説明
稲の観察
穂摘み
貝庖丁を使った穂摘み
根刈り
収穫量を調べる
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