ラグビー場防球ネット 竪穴式住居跡

 この住居跡は、調査区の南東端部に位置しています。調査区の範囲内で住居跡の東側1/3を検出しました。
 住居の平面形態は方形になるものと考えられます。検出した住居の東側辺の長さは約4.5mであり、竪穴の深さは約0.3mです。
 床面には柱穴と思われるピットが4カ所で確認されましたが、この住居跡との関係ははっきりしません。
 また、住居跡内からは多数の土器が出土しました。その土器の特徴から、この住居が弥生時代の終末期から古墳時代の初期にかけて使用されたことが明らかとなりました。同時期のものと考えられる住居跡は遺跡保存公園でも確認されており、当時の集落の広がりを考える上でも貴重な資料といえます。
竪穴式住居跡全景(北東から)
竪穴式住居内 遺物出土状況(東から)
竪穴式住居跡 平面図・断面図
壺口縁部
竪穴式住居跡出土 土師器
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