ラグビー場防球ネット

溝1
竪穴式
住居跡
●調査期間 1983年12月20日〜1984年1月19日
●調査面積 114m
●調査担当者 河村吉行・森田孝一
●文献 河村吉行・磯部貴文 1985「第3章吉田構内ラグビー場防球ネット設置に伴う調査」
    山口大学埋蔵文化財資料館(編)『山口大学構内遺跡調査研究年報3』
調査区の概要
 この調査区は、遺跡保存公園の北西に近接する地点であるため、調査前から遺構の存在が予想されました。
 発掘調査を行った結果、当初の予想通り、調査区の南東部(保存公園付近)で多数の遺構が確認されました。検出された遺構としては、竪穴式住居跡1棟、溝3条、土壙1基、ピット39基を数えます。
 調査区の北西部は後世に大きく削平を受けているようであり、遺構の分布は希薄です。
 遺構の時期としては、いずれも弥生時代中期から古墳時代初頭にかけてのもので、遺跡保存公園の調査成果とともに当時の集落構造を復元する上で大きな成果をあげた調査区です。
調査区全景(南東から)
調査区全景(北西から)
調査当時の作業風景(竪穴式住居跡近辺)
竪穴式住居跡の説明を見る
溝1の説明を見る
調査区平面図
現地説明会の
  新聞記事
中国新聞
1984年1月19日
吉田構内遺跡の探索地図に戻る