保存公園 第13号竪穴式住居跡
ベッド状遺構
ベッド状遺構
炉穴
桁・梁部材
垂木
第13号住居跡 平面図
第13号住居跡を北西から望む
第13号竪穴式住居跡復元模式図
(宮本長二郎氏原図)
第13号住居跡は、東西辺7.6m、南北辺7.1mの方形の住居跡です。床面には、4本の主柱跡が確認されました。また、壁面に沿ってベッド状遺構が確認されています。このベッド状遺構は、南辺と東辺でとぎれる部分がありますが、南辺部分が住居の入り口であると考えられます。東辺の空間部分には炉跡が確認されました。
この住居跡は火災住居であり、床面中央には桁・梁部材と思われる4本の炭化材が方形に組まれた状態で検出されました。また、方形部材の周囲には垂木と思われる炭化材が放射線状に検出されました。ページ右下には、宮本長二郎氏による住居の復元案を掲載しています。
この住居は、出土遺物から古墳時代初頭のものである可能性が高いと考えられます。