遺跡保存公園 遺構平面図
河川跡
●調査期間
第1次調査 1982年3月
第2次調査 1984年7月27日〜10月16日
第3次調査 1985年7月19日〜10月9日
第4次調査 1986年7月11日〜9月17日
●調査面積 約2000m2
●調査担当者 河村吉行・森田孝一・木村元浩
●文献
第1次調査
河村吉行 1987
「山口大学吉田構内遺跡保存地区の発掘調査(昭和57
年度)」
山口大学埋蔵文化財資料館(編)
『山口大学構内遺跡調査研究年報5』
第2次調査
河村吉行 1988
「山口大学吉田構内遺跡保存地区の発掘調査(昭和59
年度)」
山口大学埋蔵文化財資料館(編)
『山口大学構内遺跡調査研究年報6』
第3次調査・第4次調査
河村吉行 1990
「山口大学吉田構内遺跡保存地区の発掘調査(昭和60・
61年度)」
山口大学埋蔵文化財資料館(編)
『山口大学構内遺跡調査研究年報8』
調査区の概要
この調査区では、弥生時代中期前半から古墳時代前期の竪穴式住居跡が21棟、弥生時代中期前半から古墳時代前期の土壙が50基、弥生時代中期中頃から古墳時代前期の溝が14条検出されています。
またこの他にも古墳時代後期から奈良時代にかけての河川跡や、多くの柱穴が確認されました。
この調査区は、弥生時代から古墳時代にかけての住居・集落の移り変わりがよく観察できる重要な地点であることが判明したため、「遺跡保存地区」として現地保存されています。
現在の調査区は、住居跡のあった位置が分かるように遺跡保存公園として整備されています。