保存公園 第9号竪穴式住居跡
第9号竪穴式住居跡 平面図
第9号竪穴式住居跡を東から望む
第9号竪穴式住居跡は、平面形態がやや楕円形の住居跡です。
この住居跡は深さが0.1mしかなく、後世に上面が大きく削られているものと考えられます。
床面の周囲には9本の主柱穴が残っていました。また、床面中央にも柱穴が確認されています。
この住居跡は、出土遺物から見て弥生時代中期後半に造られたものと考えられます。
ナイフ形石器
この他に注目される遺物としては、住居跡の埋土の中から出土した旧石器時代のナイフ形石器が挙げられます。この遺物の存在から、旧石器時代に人類がこの周辺で活動していたことが想像できます。